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□ある夏の暑い日に
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「う〜〜〜…」
リビングの窓という窓を全開にし、キラはフローリングの床に俯せになり転がっていた。
時折低く唸りながら。
「う〜〜〜…。……ラクスー」
「何ですか?」
「…暑い」
只今の時刻は午後一時を回ったところ。
この季節、一番暑い時間だ。
普段ならここ、リビングの窓は全て閉め切り涼しくクーラーの効いた中、心地良く過ごしているというのに。
それは、昨日で幕を閉じた。
少なくとも再開は明日だ。
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