SEED小説(長編)

□LOVE LOVE LOVE
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「大好きだよ、カガリ〜」

「・・・・・馬鹿(真っ赤)」

朝っぱらから甘甘ムード全開の親友とその恋人にこちらまで赤くなってしまう。

「今日もラブラブですのね、キラ様とカガリさんは。羨ましいですわ。」

自分の隣にいる桃色髪の恋人がそう言う。

「そう・・・ですか?」

まだベッドの中でまさぐりあいをしている2人を見ながら、アスランはそう呟いた。

「アスランもあの位積極的にしてくださればいいのに・・・」

意味ありげに上目づかいでこちらを見る桃色お姫様・・・ラクスにクラクラしそうだ。
しかし、親友のキラと違って奥手かつ真面目なアスランはキラの真似など出来るはずもない。

「ラクス、早く朝ご飯の用意をしないと子供たちが起きます。今日は俺と貴女が当番ですから・・・」

多少?というかかなり無理矢理話を変えてしまったが、そう言うとラクスはやんわりと笑ってこう言った。

「大丈夫ですよ、アスラン。貴方が寝ている間に済ませておきましたから。」

やはり俺の恋人の桃色お姫様は何枚も俺より上手のようだ。

「カ〜ガリ、僕の愛するカ〜ガ〜リ〜。」

ようやく、満足したのかキラは「愛してやまないカガリへ捧げる愛の歌?」を歌いながら着替えをしていた。
カガリは布団を頭から被っている。
時々、小さい声で「キラの馬鹿〜」と言っているが気にしてはいられない。
こんなことは日常茶飯事午後の紅茶なのだから。
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