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□さよなら〇〇
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山に囲まれ港に面したのどかな街、エターナル
小さいながらも大きな都市に向う中間にあるこの街には活気で満ちていて
更に、たくさんの情報が飛び交っていた
その街には表の情報だけでなく、裏の情報も飛び交い
更に、その情報を求めた裏の人種も人知れず紛れ込んでいた
「キラ先輩!お疲れさまです!」
「……シン…お疲れ
君、スパイの仕事解ってる?」
船乗りに多い海焼けした赤みがかった髪の少年にため息混じりに話す眼鏡をかけた黒髪の青年
すんません、と謝るシンを引き連れて路地裏に入る
そして、おもむろに髪を掴みズルリ、とずらすと黒髪の下から鷲色が表れる
シンも同じように髪を掴みズルリとずらせば、先程までのキラと同じ漆黒が表れ
鏡を取り出して目から黒いカラーコンタクトを外すと鮮やかな真紅が漆黒の隙間から表れる
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