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□キミ想い、片想い
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わかんない わかんないよ
ワタシどうしたら良いかわかんないよ
答えなんて無い 抑えきれない
ワタシの気持ちはどこへ行くの？
「実は僕、好きな子がいるんだ」
ずっと片想いしていて、最近仲良くなれた彼が教えてくれた
《私は、ただの友達なんですの…？》
失恋のショックが顔に出そうになって、悟られたくなくて、ポーカーフェイスを気取った
《実は、好きなんですの…貴方の事が…》
そんな事言えるわけない
空気読めないことして嫌われたくなんかない
並んで歩く二人の距離は友達と恋人の中間
彼の言葉の後から周りの喧騒が止んで、まるで時間が止まったかのよう
失恋決定だけど、そんな急に嫌いになれる程、心は簡単に割り切れない
隣で歩く彼の声が弾んでいて、きっと“あの子”の事を考えてるのかニヤついちゃってる…
見ていられなくて、こっそりと歩幅を縮めて、斜め後ろ、約30度までずれる
彼の表情は見えない
自分の顔も見せない
そんなポジションをキープして歩いた
もう頭がぐちゃぐちゃでわかんない
わかんないよ…
私、どうしたら良いの？
もちろん、答えなんて無い
抑えきれない彼への私の気持ちはどこへ行くの？
片想いで失恋決定
だけど、この想いをまだ諦めたくない
やっと距離が縮まった恋だと思っていたのは私だけなんですの？
たくさん頭でグルグル回って、泣きたくなった
でもまだ嫌われたくないから
まだ貴方の近くにいたいから…
私の気持ちは鍵をかけて心の奥にしまいこんだ
「貴方の恋、応援してますわね、キラ！」
そう、笑顔で声をかけた
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