□ドライビングライフ
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「っは、ひぅ…んくぅ!」

ロッカールームでテーブルに手を付き、ミニスカートを捲り上げられチューブトップもずらされ
後ろから激しく突き上げられる事に必死に耐える

「ふ、はぁ…ラクス…ッ!」

「あ、ん…き、ら…きゃぅっ!!」

ドライバースーツを脱ぎかけたまま激しくラクスの身体を貪るのは現在トップのキラ・ヤマト

隣室ではルナマリアが現在2位のシン・アスカの欲を受け入れている

レースの後は必ず行うこの行為

付き合っている訳では無く
生死をかけたレースの後の興奮を鎮める為にと何時からか始まった事

身体を差し出さなければ他社に移籍すると言われ、その身を差し出し、言われるがままに欲望の処理に付き合っているのだ

キラとシンがラクスとルナマリアが居るから、という条件を出しているせいか会社からの待遇は他のレースクイーンに比べて破格だった

「っく…出る…っ!!」

「んあぁッ!」

何時ものように胎内に欲を吐き出し満足すると服を着替え、シャワーを浴びにロッカールームを後にするキラ

何時だったか、レースクイーンの露出の多い衣装は興奮が煽られる、とキラが呟いていた事を思い出しながら
自分もシャワーを浴びようとその場を後にする

「あ、ラクス…お疲れ」

「ルナ…ルナもお疲れ様ですわ」

シャワールームに入ると既に先客がおり、話をしながらルナマリアの隣のブースに入る

そして、暫く他愛ない話をした後に意を決して告げる

「ルナ…私、この仕事、辞めようと思ってますの」

「え?…やっぱり、レースの後のが…イヤで?」

身を乗り出して問いかけてくるルナマリアに苦笑気味に首を振る

「…お腹の子の為にも、ああいった…身体を冷やす衣装を着るのを止めた方が良いと思って…」

「…っ!?…そっか……そう、だよね…身体冷やしちゃ…赤ちゃん、危ない、よね…」

ラクスの言葉に目を見開き不安気に自分の腹部を撫でるルナマリアの様子に微かに驚く

「もしかして…ルナも…?」

「…うん…こないだ、体調悪くて…病院に行ったら、言われたの」

二人とも、相手は解りきっていたが言うつもりはなく
それは相手を気遣って、というよりもこれ以上縛られたくないという気持ちがあった

そして、そのまま辞職する事だけを会社に告げるとラクスとルナマリアは忽然と姿を消した



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