□蜘蛛の巣の蝶
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「キラさん、呼びましたかぁ?」

「うん、呼んだ」

若干酔って頬を赤らめて微笑むラクスに頷いて扉の鍵をかける

久しぶりに大量にアルコールを摂取し上機嫌なラクスは気付いていない

あのお客さんがどうした、や
辞めた後に入った女の子がどうだと饒舌になっている

「さて…ラクスに問題です!ジャジャン!」

「はえ!?」

「ラクスは誰のモノでしょう?」

「え?んと、キラさんの奥さんだからぁ…キラさんのモノでーす!」

「正解!」

酔っ払っているラクスはわぁい!なんて言いながらはしゃいでいる

羊と狼な状況なのに全く危機感を感じていない

「じゃあ、解っててなぁんで君は客に口説かれてニコニコ笑ってんのかなぁ?」

「…え?あ、あれ…?キラさんの背後に猛獣が見えるんですが…」

ここでようやく事態に気付いたラクスだが時既に遅し
しっかりと動けないように固定され逃げ場も無くなっている

ましてや控え室にキラが遠慮なく入った所からマリュー公認で助けも期待出来ないだろうと気付き
一気に酔いが醒めるのが分かる

「あ、あれは営業トークと営業スマイルで、ほんとの笑顔はキラさんにだけで」

「うん、解ってるけど…ムカつく」

「そんな…んぅ…ッ」

そのまま口を塞がれ口内にキラの舌が無理矢理侵入したかと思うと遠慮なく中を掻き回す

アルコールの力も手伝ってカクン、と膝から力が抜けそのまま控え室のソファに寝かされる

ボレロのボタンを外し、ドレスの胸元の布地をちょっとずらしただけで下着が簡単に露になる

「き、キラさん!?ここお店です!」

「あれ?僕の言う事エッチな事込みで一ヶ月聞くんじゃ無かったっけ?」

「そ、それは…でも、でも…
マリューさんのお店、汚せない、から…」

「うん、だからラクスがちゃんと溢さなきゃいいんだよ」

「ええ!?本気でしますの!?」

「本気じゃなきゃこんな事しないって
あんまり大声出すと外に聞こえるよ?」

「っ!?」

キラの一言に慌てて両手で口を押さえるとキラは遠慮なく行為を進めていく

床に付く程のロングドレスの裾を捲り下着越しに秘部を何度も指でなぞれば徐々に汁が滲み出しラクスからも甘い吐息が溢れる


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