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□ワールドイズマイン
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世界で一番おひめさま そういう扱い心得てよね
私が、彼氏であるキラに最低限求めること
その一 いつもと違う髪形に気が付くこと
今日はいつもと違って髪を縛って、一生懸命アイロンで巻きましたのよ？
その二 ちゃんと靴まで見ること
今日の為に新しく買ったちょっとヒールの高いサンダルは
キラが前のデートで買って
くれたワンピースの為に探し歩いたんですからちゃんと見て！
その三 わたしの一言には三つの言葉で返事すること
いっつもキラは「うん」や「そうだね」しか言わないんだから
もっとちゃんと言葉にしてくださいな！
わかったなら私の右手が空いてるのをなんとかしてください！
別に私はわがままなんて言ってませんからね？
ただキラに心から思って欲しいだけなんですの
「かわいい」って
私は世界で一番のおひめさまなんですから
右手をキラに近付けてるの早く気が付いて
もう、キラったらいつまでも待たせるなんて論外ですわよ？
結局、手は繋がないまま、目的の遊園地に着いちゃいました
入場ゲートをくぐって、パンフレットを眺めるキラに振り返り声をかける
「キラ、私何だかあまいものが食べたいです！」
「へ？」
目を瞬かせるキラににっこりと笑って、私は一言告げるだけ
「いますぐに、ですわ」
そうすればキラはため息を吐いてパンフレットから園内のカフェの場所を確認して連れて行ってくれる
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