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□青の中の赤3
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「キーラ様!」

「ん…お帰り、シャワーどうだった?」

「とっても気持ち良かったですわ!」

背後から首に腕が回され甘えるように擦り寄るラクスの頭を撫でる

フワリとシャンプーの香りが漂ってつい、頬が緩み体をずらしラクスと向き合うと自然と唇が重なる

「ん…き、キラ様…」

「何照れてるの?これ以上の事もしてるでしょ?」

未だにこういった事をねだるくせに実際にされると照れるラクスに苦笑を浮かべ抱き締める

「大丈夫…君はちゃんと帰すから…」

「キラ様も一緒じゃなきゃ嫌です…」

「…隊長からまだ許可が…」

しがみついて服を掴むラクスを宥めるように優しく背中を撫でても嫌だの一点張りで困ってしまう

「地球軍の秘密兵器を調べるだけなのですからもう充分でしょう?
キラ様の機体以外はアスラン様達が奪ったと聞きました…」

だから、と懇願するラクスに口を開こうとして、艦内にアラームが鳴り響く

「ラクスはここにいて!」

「キラ様!!」

「大丈夫、心配しないで?」

軽く口付けて自室を飛び出し、パイロットスーツに着替え愛機に飛び乗る



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