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□青の中の赤3
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敵は見知った相手で、安堵に小さく息を吐いて
主戦場から少し離れた場所でアスランと対峙しているフリをしながら今後についての話をする

「ラクスがさ、一緒じゃなきゃ嫌だの一点張りで…」

「そうか…隊長も、もう目新しい情報は無さそうだって言っていたし
俺達からも同時に帰艦できるよう進言してやるよ」

「うん、お願い!」

そろそろ主戦場に戻ろうと動き出した時、全艦に向けての通信が入る

「え、何…」

『我々はラクス・クラインを保護している!
これ以上攻撃をするのなら、安全は保証できない!!』

「なっ!?
…ふざ、けるな…っ!!
アスラン達は一旦引いてくれ!」

「キラ!?おい、キラ!!」

アスランの呼ぶ声も無視して、アークエンジェルへと全速力で帰艦する

途中で擦れ違ったクルー達が目を見開き、先程の通信もあって目をそらす

小さく舌打ちをしてブリッジに駆け込めば一瞬驚愕に目を見開きそれから、後悔と懺悔と諦め…様々な感情がない交ぜになった表情のマリューさんと目が合う



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