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□青の中の赤7
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もうこの棚の前で悩んで何十分経過したのだろうか?

そんな事を他人事のように思いながら、キラはうんうんと唸りながら悩んでいた

目の前には2着のワンピースが並べられている

「…どっちの方が、ラクスに似合うんだ…!?」

そう、キラはかれこれ四十分以上も、許嫁であり恋人のラクスへのクリスマスプレゼントを悩んでいるのだ

キラは何時ものように、電子ペットをプレゼントしようとクリスマスのカラーリングのハロを考えていた

しかし、突如ラクスが服が欲しいと言い出したのだ

驚きはしたが、ラクスが喜ぶならと了承し何が欲しいのか詳しく聞けば

『クリスマスに私はキラ様からのプレゼントのお洋服、キラ様は私がプレゼントしたお洋服でデートがしたいのです』

と返され、ラクスに似合う洋服を見繕うように言われたのだ…

「女の子の服の趣味なんて知らないよ…っ」

ラクスに直接言えるわけもなく、精一杯努力する、と約束してしまった

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