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□恋を頑張る二人
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「えっと…ここ、ですわね…」
地図と表札を確認して、大きな家に息を飲む
緊張しながらチャイムを鳴らせば優しげな女性の声
「あ、あの!私、キラくんとお付き合いさせていただいております、ラクス・クラインです!
今日は約束をしていまして…」
「あ!ラクス!久しぶりだなー!」
インターホンに向かって頭を下げ挨拶をしていると後ろから声をかけられ
コンビニの袋を持ったカガリが笑顔で駆け寄る
以前、彼女と勘違いをしてしまったがキラから改めて紹介され
何度か学校でも話をした事のあるカガリにホッと一息吐く
カガリに入るよう促され、挨拶をしながら門を抜ければ優しげな笑みを浮かべた女性が出迎える
「まぁまぁ!貴女がラクスちゃんね
会いたかったわ〜!キラったら全然連れてこないんだから
初めまして、キラの母のカリダです」
「は、初めまして
ラクス・クラインです!
あの、これ…お土産のアップルパイ…」
「まぁ!キラもカガリも食べるから助かるわぁ」
上がるように言われ遠慮がちに促されるままリビングへと通される
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