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□恋を頑張る二人
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「うふふ、キラにこんな可愛い彼女がいたなんてね〜」

「ラクスはちょっと男が苦手だけど、キラだけは平気なんだってさ」

「なに、男が苦手…なら、離れた方がいいかな?」

「い、いえ!そんな、お気になさらず」

カガリ、カリダ、そして父のハルマにラクスは囲まれ
まるで品定めをされている気分だと緊張しながら辺りを見回す

「…あ、あの…キラくんは…?」

「え?あー…まだ寝てるんじゃないか?
私と夜中の4時まで耐久マリカーやってたからな」

「カガリ、それは朝って言うのよ
夜更かししないって何度も怒ってるでしょ?」

呆れた様子でカガリを叱るカリダに苦笑しつつ、キラが約束に遅れるなんて珍しいと驚く

「ラクスちゃん、せっかくだから起こしてきてくれない?」

「え!?わ、私がですか!?」

「えぇ、新年初ドッキリなんて楽しいじゃない?」

ニッコリと微笑んで告げるカリダに戸惑いつつ、キラの部屋にも興味があり頷く

「えっと…2階の一番奥…あ、ありましたわ…
失礼しまーす…」

扉に鳥のイラストが下げられた部屋に控え目なノックをしてドアを開ける

「わぁ…キラくんのお部屋…」

自室とは全然違う、青を基調にした壁紙とカーテンに
天体をモチーフにした飾りやポスターが貼られていて
中でも一番目立つのが机の上を占拠している大きなモニターが一台と小型モニターが二台接続されたパソコンがあった

床には雑誌や漫画、服が散らばり自分の部屋とは大違いだと辺りを見回す

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