□さよなら〇〇
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「あ、あなた…っ!」

「君のお友達…ルナマリアさん?の方は目覚めるの早かったんだけどねぇ」

自分を気絶させた相手がヘラヘラと緩い笑みを浮かべながら近付き微かに距離を取ろうとして、足にも鎖が付けられている事に気付く

「あぁ、ごめんね?
それ…君はどうか解らないけど…ルナマリアさんの方は暴れちゃってね…」

「ルナマリアさん…ルナマリアさんは、何処に居ますの?無事なんですの!?」

ベッドの縁に腰掛けるキラの言葉に震えながらも気丈な態度で問いかける

「ん〜…無事、かなぁ?
いや、女の子的には無事じゃないかも?」

「どう、いう…?」

ニッと笑ってポケットから小さな通信機を取り出して何かを告げ、別のスイッチを取り出して押すと
ラクスの脇の暗かった壁が急激に明るくなり目が眩む

少ししてようやく慣れた目でそちらを見ると小さく息を呑む

「いや〜、シンも若いね〜
彼女が目覚めたのが二時間前…それからずっとヤリっぱかぁ」

ケラケラと笑うキラをキッと睨み付け身体を動かそうとする

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