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□Cohabitation
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「はい、宜しくお願いします…
ん?あ、はじめまして、こちらに住んでらっしゃる方ですか?」
「あ、はい!今日から引越して来ましたの」
片方の業者と話していた青年がラクスに気付き柔和な笑みで声をかけてきて慌てて頷く
「そうだったんですか、僕も今日、引越して来たんです
キラ・ヤマト、そこのオーブ大の新入生です」
宜しくお願いしますね、と挨拶をするキラに驚いて目を見開く
「まぁ!私も、春からオーブ大学に通いますの!
お友達が出来るか不安だったんですが…マンションも一緒ですし…仲良くしてくださいね?」
嬉しそうに微笑んで談笑する二人
その間に業者が荷物を運び入れてくれたらしく、挨拶をして帰って行く
二人も、新居に入ろうとエレベーターに乗れば、同じ階で偶然だ!と笑いあった
しかし、和やかな空気もここまで
キラが新居の扉に手をかけるとラクスが目を見開き慌てて手を掴んで止める
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