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□虜Side-S
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互いに犯されてしまったのだと解り事務所に連絡を入れ
二人で自宅とは別のマンションに移り隠って生活をしていた
それなのに、またも届いた手紙に青ざめながらも行くしかないのだと二人で向う
無理矢理服を着替えさせられシンの顔を見て恐怖に上手く言葉が発せなくて俯きただじっと耐える
それぞれの部屋に移動する、と言われシンに連れられ二階に上がる
扉が開かれた途端、大量の視線を感じて俯いていた顔を上げると小さく息を飲む
壁一面に自分の切り抜きが貼られていたのだ
ルナマリアもラクスも、互いに同じ状況になっているとは知らないながらも
相手の異常性には感付いていた為、警戒を解かずに
しかし、逆らう事も出来ずに促されるままに寝室へと入る
やはり寝室内も大量の自分が居て微かに眉を寄せる
雑誌の切り抜きでは無く、プライベートの自分を隠し撮りした写真ばかりで何時も見られていたのか冷や汗が伝う
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