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□SwimmingSide-S
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ラクスと何時ものようにプールで泳いだ後にシャワールームに入る
丁寧にシャンプーで髪に付いた塩素を洗い流す
ようやくゴワゴワした感触が無くなって、トリートメントで仕上げる
もともと色素が薄くて赤みがかった髪は傷みやすくて、手入れが欠かせない
カタン、と背後で音がして振り返ると同時に勢いよく壁に押し付けられる
「っかは…う……
シン、さん…?」
「っと…強くし過ぎたか…
大丈夫か?」
背中を打ち付け肺から空気が漏れ眉を寄せつつ視線を向ければ、シンが居た
何故ここに?と思いながらも肩に置かれた手がしっかりと体を固定していて動けない
「…何時もさ、キラさんと俺とでラクスとルナ、どっち狙いかって話してて…
俺は、ルナが好きだったんだ」
いきなりの告白に面食い、なんて返せばいいのかと狼狽える
「それで、ルナを手に入れる為に…既成事実を作ろう、って考えたんだ
たっぷり、犯して離れられなくしてやるからな」
「え…?や…うそ、でしょ?」
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