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□海の鼓動
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「うう…酷いです、誰が聞いてるかわかんないのに!」
乗組員にバレてからキラは人目を気にせずにラクスにちょっかいを出している
キラが初恋なラクスにとって、皆の優しい視線が恥ずかしくて仕方がなかった
何度身体を重ねても全く慣れない行為
しかし、キラは初めての時から上手かったし余裕だった
最近では恥ずかしがる自分を見るのを楽しんでいる気がする
「はぁ…私ばっかり、狼狽えてますわね…
それにしても、こないだの戦闘のせいで汚れが凄いですわね…」
船の上、当然洗濯機なんて便利な物は無く
細かい物は洗濯板で、シーツ等はタライに水を張り足で洗うしかない
「ラクスー新しい洗い物!」
「あら、船長…洗い物、ですか?」
濡れないようにとワンピースの裾を縛りタライの中のシーツを洗っていると
先ほど自分が逃げた相手のキラがまた現れる
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