４
□失楽園
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地上に降りる当日
見送りに友人達が集まり別れの挨拶をする
「ラクス、ルナ、気をつけてね？
二人に神のご加護がありますように…」
「ありがとうございますわ、ミリィ
では、皆さん行って来ます！」
「また１週間後にね！」
微笑んで挨拶をし、地上への門を潜り抜ける
期待に胸を膨らませた二人はこれが最後だと知らなかった
「ん〜…やっぱり地上の方が濃い聖気ですわね」
「ホント…エデンの聖気の薄める前の原液って感じよね」
指示された教会に赴き屋根の上で空気を吸い込む
うっとりと味わいながら今後についてを考える
「先ずは寝床よね…ラクス、私近くの森見て来るわね」
教会から少し離れた場所にある森を指差し立ち上がるルナマリア
「私も一緒に行きましょうか？」
「大丈夫よ、直ぐだもの」
微笑んで告げると羽根を羽ばたかせ森へと飛んで行く
天使は自然に囲まれた場所を好む為、拠点は森等の方が良いのだ
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