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□【恋に頑張る10のお題】Side−Ｋ<完結>
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01.貴方が相手なら、男性恐怖症だって乗り越えてみせる！
女の子は見た目だけじゃなく、寧ろ中身をメインに磨くべきだと
小学生の頃から思っていた
幼稚園の頃からそれなりに好意を持たれる事は多かったが
皆見た目ばかりを着飾り内面が伴わない
中学に上がってそれは更に謙虚になり
年齢に似合わないメイクや制服の着崩し等…
正直、毎日言い寄られるのもうんざりだった
高校は地元で唯一の男女別の学園に進学した
男子校でも良かったけど、全寮制で他人と共同生活をしたくなかった
高校に入学してからも相変わらず女の子は寄って来た
適度にあしらえば離れていく子もいたし
何よりあまり近付かなくなっていた
面会希望が毎日舞い込んで来たけど全部拒否して会わなかった
そんなある日、何時ものように学校に向う電車の中
適度に込んだ車内はいつも通りで
扉と座椅子の角に寄り掛かり
後何駅だろうかと車内の電光掲示板を見詰めていた
ふと、下で気配を感じて視線を向ければ
俯き震える同じ学園の制服を来た女の子
桜色の髪が特徴的な子で、良く中央図書室で分厚い本を抱えて歩いているのを見掛けた
この子は特に話しかけてくる訳でも無い子だったな、とぼんやりと眺めていたら
突然顔が上がりつい驚いてしまった
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