‡Title

□【恋に頑張る10のお題】Side−K<完結>
20ページ/31ページ

07.ゆ、夢にまで出て来ちゃったよ! ちょっと、恥ずかしいカモ

『ん、んぅ…ヤマ、ト…く…』

『はぁ…ラクス…ん…』

トロン、とした瞳

艶やかな桜色の唇

甘い香り、柔らかな肉体

その全てが自分の手の中にある

『ぁ…ん…ふ、ヤマトく…ダメ…』

自分の手が彼女の制服のボタンに触れ…


ジリリリリリ!!

「うわあぁぁぁ!?」

突如鳴り響いた轟音に飛び起きる

「キラー!何時まで寝てるの!?
遅刻するわよ!!」

階下から母、カリダの怒声が響きようやく理解する

「…ゆ、夢ぇ…?」

あんなに最高な夢そうそう見れないのに…と落胆しつつ、制服に着替える

いつか、正夢になればいいなぁ、と思いながら朝食を食べ登校する


何時ものようにラクスにメールをして、授業を受け
休み時間には図書室へ…

昨日の欲望に負けかけた事には下手に触れない方が良いだろう、と自己判断したが
場合によってはきちんと謝罪しなくては、と覚悟を決め指定席に向う


既にラクスは居て、ほんの少し
居なかったら…と不安だった気持ちもありホッとする

「ラクス!」

「あ、ヤマト君……っ!!」

本から顔を上げ目があった瞬間、一気に顔が赤くなり固まってしまったラクス

やはり下手に触れない方が良いだろうと再認識して話題を振る


.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ