拙作、小説

□ザレゴトショート
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《罪悪》



 この小説には意味などない。
 ありはしない、
 ただのザレゴトだから。



















 世の中には、

 俺たちが気づかないだけで、

 実はそこらじゅうに罪悪感が漂ってて、

 目のいいやつは、

 それを見つけてしまうんだ。

 見つけて、罪悪感。

 見つけて、また罪悪感。

 罪悪感が、積もってく。

 そのうちに、

 ヒトは罪悪感に押し潰されて、

 死ぬんだ。

 気をつけろよ? ニンゲン

 いや、気をつけたらよけい見えるんだっけ。

 フフ。

 気にするな。

 ただのザレゴトさ。
 

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