夢中地図
□キミのKISSを待つ俺
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『好きです』
「あぁ」
『信じてもらえません?』
「貴様は口より手を動かせ」
『いいんですか!!』
「バカか!!貴様は!!」
『いやいや。言ったのは砕蜂隊長なわけで』
「私は書類を書けと言ったんだ!!」
『………なるほど。』
「分かったらさっさとやれ」
『嫌です』
「貴様……」
『書くのに書類を見たら砕蜂隊長の顔が見えません!』
「………」
『あれ?反応しないんですか』
「貴様と話すより手を動かす方が楽だ」
『俺の気持ちは重みがありますから』
「その口に糸を縫いたいものだ」
『砕蜂隊長がして下さるなら大歓迎』
「………」
『砕蜂隊長』
「………」
『好きです』
「………」
『顔が赤いのは肯定とします』
「このバカモノが………」
目が合うその瞬間まで貴方に言い続けよう。
そして、あわよくば………
終。