☆最新情報☆
1日の川崎競馬9RのJRA交流競走で、元笠松の安藤光彰騎手(48)がJRA騎手としてデビューした。単勝7番人気のシルクグラビティーに騎乗し、好位追走から直線手前で2番手進出という積極策を展開。逃げるロイヤルアプローズ(1着)に最後は突き放されたが、3着に粘り見せ場をつくった。3連単は17万5470円の高配当。いきなり波乱を演出した安藤光は「最近は調教をしていないので体の切れがいまひとつ。それでも、土日までには仕上がると思う。環境が変わり、すべてに戸惑いがあるけど、変化を楽しんでいる」と手応えを話していた。3日には、中京4RでJRA初戦を迎え、土日で計14クラに騎乗する。

関西の新人5騎手全員が中京でデビューする。藤岡康太(18)は土日で断トツの13クラに騎乗。土曜1Rは4戦連続2着している有力馬ヤマニンプロローグで「初騎乗初勝利を目指して頑張りたい」と力強く宣言した。日曜2Rでは、3学年上の兄佑介(20)と兄弟対決が実現する。「兄貴に勝ちたいのは勝ちたいけれど、それを考えている余裕はないと思います」と正直な胸の内を明かした。競馬学校最後の模擬レースは、ノロウイルスによる体調不良によりドクターストップがかかり欠場。それでも、入院先の病床で出場を訴えたガッツがある。

“ミッキー”の愛称で親しまれた松永幹夫元騎手が、1日付で厩舎を開業。本格的な調教師生活に入った。厩舎経営という、新たな戦いに向けて気を引き締める一方で、世界への大きな夢も抱く39歳のヤング・トレーナー。4日の阪神8R(ダノンシャトル)で初陣を迎える。「日本だけでなく、海外を目指すようにしたい。先輩たちが道筋を作ってくれたので、僕らが引き継いでいかなくてはならない」と、騎手時代、ドバイWCを始め、欧米諸国やオーストラリア、香港など海外へ積極的に飛び出したスタイルは、調教師になっても変わらない。元騎手ならではの喜びもある。「子供に携わるのは楽しみ」自分が手綱を執って05年天皇賞・秋を制した牝馬ヘヴンリーロマンスが、もうすぐ初子(父キングカメハメハ)を出産。将来入厩する予定になっているからだ。「しばらく時間はかかりますが、しっかり結果を出せるように頑張っていきたい」冷静な姿勢とは裏腹に、情熱の赤い厩舎ジャンパーを羽織ったミッキーが意気込みを見せた。

日本中央競馬会(JRA)は1日、都内で運営審議会を開き、禁止薬物を新たに12品目追加する規定改正を決めた。昨秋のフランスGIレース、凱旋(がいせん)門賞に際して行われた検査でディープインパクトの検体から検出されたイプラトロピウムも新たに加わった。新規定は来年1月1日から施行される予定。JRAは「凱旋門賞の事例があったからではなく、検査体制が整ったため追加することになった。イプラトロピウムは国内で使用例はないが、今後は日本でも使われる可能性があるため盛り込んだ」と説明した。イプラトロピウムは気管支拡張作用がある抗コリン薬。ディープインパクトは凱旋門賞で3着になった後、この薬の使用が発覚して失格処分になり、同馬を管理した池江泰郎調教師に制裁金が科された。今回の改正で禁止薬物は計64品目になる。JRAが禁止薬物を追加するのは2001年以来。また、運営審議会では06年度の決算案を承認。国庫納付金の累計はJRA設立の54年以来、10兆円の大台を突破した。 

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