愛の小箱

□〜Birthday message〜
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※中学の間に閏年がない。とかそういうことは気にしないでください。



2月29日 




6:20 起床

―着信0件―
―新着メール0件―

『みんなからメールとかきたけど、手塚からはこなかったなぁ…』



8:30 部活のため登校

―着信0件―
―新着メール0件―

『……手塚…忘れちゃってるかな?』



13:10 昼休憩

―着信0件―
―新着メール0件―

『………はぁ…』



17:45 帰宅

―着信0件―
―新着メール0件―

『………手塚だって忙しいだろうし…』

23:35 自室


―着信0件―
―新着メール0件―

『………せめて声が聞きたい…』



〜♪♪〜♪〜♪


『!!』





−手塚国光−


ピッ



「もしもし」


「不二、誕生日おめでとう。遅くなってすまない。今日に限ってスケジュールが詰まって
いてなかなか電話ができなくてな。」


「ありがとう……」

「不二?どうかしたか?」


「ううん。なんでもないよ。」


「…そうか。来年は必ず帰って直接言うから。」


「うん。待ってる。」


「こんな時間に電話して悪かったな。明日も早いんだろ?」


「うん」


「愛してる…」


「僕も。おやすみなさい」


「あぁ」


ピッ





『“おめでとう”の一言がこんなにうれしいものだなんて、今まで全然知らなかった…


大好きな君のおかげでそれがわかったよ…


ありがとう…』






END





なんか微妙ですね。

今回あえて動作を一言もいれてません。
それで気持ちを伝えるのは難しいです。
 

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