愛の小箱
□〜Birthday message〜
1ページ/1ページ
※中学の間に閏年がない。とかそういうことは気にしないでください。
2月29日
6:20 起床
―着信0件―
―新着メール0件―
『みんなからメールとかきたけど、手塚からはこなかったなぁ…』
8:30 部活のため登校
―着信0件―
―新着メール0件―
『……手塚…忘れちゃってるかな?』
13:10 昼休憩
―着信0件―
―新着メール0件―
『………はぁ…』
17:45 帰宅
―着信0件―
―新着メール0件―
『………手塚だって忙しいだろうし…』
23:35 自室
―着信0件―
―新着メール0件―
『………せめて声が聞きたい…』
〜♪♪〜♪〜♪
『!!』
−手塚国光−
ピッ
「もしもし」
「不二、誕生日おめでとう。遅くなってすまない。今日に限ってスケジュールが詰まって
いてなかなか電話ができなくてな。」
「ありがとう……」
「不二?どうかしたか?」
「ううん。なんでもないよ。」
「…そうか。来年は必ず帰って直接言うから。」
「うん。待ってる。」
「こんな時間に電話して悪かったな。明日も早いんだろ?」
「うん」
「愛してる…」
「僕も。おやすみなさい」
「あぁ」
ピッ
『“おめでとう”の一言がこんなにうれしいものだなんて、今まで全然知らなかった…
大好きな君のおかげでそれがわかったよ…
ありがとう…』
END
なんか微妙ですね。
今回あえて動作を一言もいれてません。
それで気持ちを伝えるのは難しいです。