PARODY SS

□BAD EDUCATION
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すとん、と落ちる。


肩も。力も。
視界さえも。



『モトキさんッ!!』



うるせー阿部。
耳元で叫ぶんじゃねーよ。


まるでこの世の終わりみてーじゃねぇかよ。




■BAD EDUCATION■





何もかも。
なくなればいい。






「まじーよコレ。片付けろ。」
「え?で、でも…ちゃんと食べ…ないと」
「ッ!!お前が俺に意見できると思ってんのかッ!?第一目障りだうぜぇんだよ!帰れ!!」

はしを三橋に向かってなげる。落ちたはしを拾いながら三橋は震えて泣きだした。はぁっと肩で息をして、榛名が動く方の腕で三橋の髪をベットの上から掴む。泣き顔を見て、うっすら笑った。

「ああ、そっか。お前俺とのセックスが忘れらんねーんだろ?ヤりたくて俺に殴られてもそばにいんだろ?このマゾ野郎が。」
「ひッ…ぃや!榛名さ…痛いッ…う、ぅッ」

床に叩きつけて三橋の服を片手で脱がす。

「……痛く、してんだよ。お前も……」

墜ちればいい。




「ふ、ぅぐッ…んーッ!!…はぅッん、ん、んッ!!」

榛名が腰を揺らすたび、ぐちゃりと卑猥な音がなる。ナカで二回も出したため、打ち付けるたびにあふれ出て内股を汚した。
犬のように尻を榛名に突き出して這いつくばる三橋の口にハンカチが詰め込まれ、酸欠の頭がくらくらと痛み、涙腺が壊れたように泣いた。

「はッ…ずいぶん気持ちよさそうじゃねーか。…ぐちゃぐちゃにナカ混ぜて、もっと、イジメテほしいんだろ…?」
「んーッ!!」

榛名が指をもナカに押し込めると目を開いて体を痙攣させる。暴力的なセックスにも、抵抗はしなかった。口からハンカチを外し、騒ぐなよ、と念を押してから手をはなしてやった。

「ッはぁッ!!は、はッは、ぅあ?…ああ、あん、あ…ッ!!も…もぉ…いやぁ…榛名さ…ゆるし」
「許す?ナニを?こんなに感じてんのにやめて欲しいのか?うまそうにくわえて離さないくせにッ!!」
「ひあぁッ!?」

最低なのは、スキでもない俺に抱かれて喘ぐ三橋じゃない。

愛してるのに暴力をふるう俺だ。
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