★×跡部景吾A★

□個人レッスン
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英語なんて、元々好きじゃなかった。
だけど、あの日から急に英語に目覚めたんだ。

□■個人レッスン□■

今年度から氷帝に赴任してきた、あの英語教師。
少しきつそうな印象ではあるがかなり美人で、男子生徒の殆どはすぐに骨抜きにされた。
宍戸亮もそのうちの一人だった。

「跡部先生、今日の放課後聞きたいことがあるんだけど」

「ん、判った。じゃあ放課後職員室で待ってるな」

このように、放課後や休み時間、その教師の傍にはいつも誰か生徒がいる。
実際跡部先生は留学経験もあり、教え方も上手で優秀である。
そのためこのように予約を取り付けるにも一苦労だが、宍戸はよく先生の元に通っていた。

放課後。

「…先生?」

「ああ、こっち。その辺座っていいから」

宍戸は約束通りに職員室に来ていた。
職員室に他に教師はいなかった。

「今日って先生が管理当番の日だっけ?」

「ああ、そうだけど。…だから少しくらい遅くなってもいいしな。…で、どこを聞きたいんだ?」

跡部は机の上に3年生の教科書を広げた。
宍戸は持ってきた自分の教科書を開いた。

「ここの英作と文法…それとこの訳」

「けっこうあるな…」

跡部が来るまで宍戸は英語が嫌いで殆どやっていなかったのだから判らない箇所が多いのも無理はない。
それでも跡部は無下にしないできちんと一つずつ教えてくれる。

「じゃあこれからな。どこまで判ったんだ?」

「えっと…ここまで…」

跡部が宍戸のノートを覗き込むと自然と二人の距離が近くなる。
そうするとなんとなく宍戸の鼓動は速くなるが、跡部はそれに気付いていないようだった。

「…で、ここがこうなって…こうだろ?」

「あ、そっか…じゃあ…」

宍戸は出来るだけ平静を装いながらなんとかそれを終わらせると教科書を閉じた。

「あー、やっと終わったー…」

「ちゃんと判ったのか?」

跡部も教科書を片付けながら小さく笑って返す。
跡部は教師なのに生徒でも特に気を遣うこともなく話し掛けたりする。

「…先生」

「ん?なんだ?」

「もう一つ…聞きたいことがあるんだけど…」

「…何が?」

宍戸の先ほどまでとは違う表情に、跡部は少し緊張した様子で聞き返す。
宍戸はゆっくり立ち上がると跡部の肩に手を置いた。

「先生のこと…もっと知りたい」

宍戸はそのまま勢いに任せて跡部をデスクの上に押し倒した。
跡部はそれがあまりに突然だったせいで抵抗出来なかった。

「…宍戸…?」

「もう他に誰も残ってないんだろ?なら…いいよな」

宍戸は跡部の返事を聞くことなくシャツの前を無理矢理開いた。
シャツに隠されていた跡部の身体が露わになり、下着に包まれた胸が揺れる。

「おい、止めろ!」

「止められないって…」

宍戸は既に興奮状態にあって、今更止めることなど不可能だった。
学校で生徒が教師を押し倒すなどということは、当然だが許されるようなことではない。

「バレないように…ちゃんとやるから」

宍戸は跡部の下着を無理矢理上に捲くり上げ、隠すものがなくなった胸を両手で揉み解した。
柔らかい肉と吸い付くようにしっとりとしている肌の感触がたまらなく心地いい。
宍戸はその頂上の飾りに触れた。

「っあ!…っ…」

「先生…今の声…」

跡部は自分の口から出た高い声に驚いて慌てて唇を噛んだ。
年下の、しかも生徒に、ただ胸の突起に触れられただけでここまで過敏に反応してしまったという事実に羞恥を感じて頬を紅色に染める。
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