★×跡部景吾A★

□素敵な、恋
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跡部はその日電車に乗っていた。
普段は車なのだが、今日から暫く道路工事があるせいで、その間は電車で通学することにしたのだ。
しかしちょうど通勤・通学ラッシュの時間帯、電車は当然満員だった。
そこで…跡部にある事件が起こった…。

□■素敵な、恋□■

(有り得ねぇ…混み過ぎだろ…)

跡部はドア側を向いて立っていたが、先程から人の波に押されさりして、機嫌が悪い。

(ん…?)

何かが腰に触れた。
満員だから不可抗力かもしれないとも思ったが、それは尻へと移動してきた。
尻を撫で回され、全身に鳥肌が立つ。

(痴漢…?)

しかし、男だということが判れば止めるだろうと、跡部は抵抗しなかった。
手は尻の柔らかい肉を掴んだ。
跡部は段々変な気分になってきた。
手は前へと回り込み、跡部自身に触れた。

(…やめ…る、だろ?)

男だと気付いたはずなのだから、きっと止めるだろうと思った。
しかし手は止まることなくシャツの裾から片手を潜り込ませ、胸の突起も弄られる。

「…っ、ぅ…く…っ」

絶対感じたくないのに、跡部自身は反応を示す。

「やめ…んんっ」

抗議の声を出そうと開いた口に、胸を弄っていた指を突っ込まれ、声を出せなくなった。
そのまま口の中を掻き回され、また新たな快感を呼んだ。
自身を扱いていた手は後ろに回り、普段忍足のものを受け入れている後孔の周りを撫でる。

「ん…んん…ぅっ」

(や…っ、だめ…侑士…助けて…っ)

自身の先走りで濡れている指は、すんなり後孔に侵入してきた。
男を受け入れたことがあるのに気付いたのか、指は中のある一点を探るように動く。

(だめ…だめぇっ)

跡部は指がそこに触れるのを恐れていた。
何故ならそこに触れられると…

「っぁん!」

声が我慢出来なくなるからだ。
それに気付いた痴漢は跡部の口から指を引き抜いた。
跡部は慌てて自分の制服の袖を噛んだ。
一度痴漢の指が抜かれる。

「ふ…ぅんん…」

そして指の代わりに何か細い…チューブの口が挿ってくる。
跡部が身をよじった時にはもう遅く、クリームが中に注入された。

「…う…っ!?」

掌にもそのクリームを塗ったらしい痴漢は、跡部自身にそれを塗り込むように擦る。
跡部の身体はどんどん熱くなる。

「ふぅ…ぁっぁ…!」

どうやらこれは媚薬。
跡部はドアに片手をついて体重を預けた。
しかしそれでは逆に痴漢に腰を突き出す恰好になってしまう。

(熱いぃ…!)

中は熱く、痒く、声もなんとか我慢出来ているが、いつ漏れてもおかしくないくらいに感じていた。
痴漢はそんな跡部の耳を舐め、跡部にあるモノを見せた。
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