★×跡部景吾A★

□興味→実践→恋愛
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「なあ、跡部。明日ちょっとウチ来て?」

「アーン?」

ここだけの話、跡部は宍戸のことが気になっていた。
跡部の幼なじみである宍戸は、最近ぐっと女らしくなって、性格はさっぱりとしていて話しやすいので、狙っている男もけっこうたくさんいる。
だから跡部は幼なじみという形でも、こうして一緒にいられる時間があるだけでも優越感を持っていた。

□■興味→実践→恋愛□■

翌日。
跡部は宍戸の家を訪ねた。

「悪いな、無理言って。まあ上がれよ」

宍戸は家に誰もいないというこの状況で、思春期真っ只中の男を自分の部屋に連れ込むことを何とも思っていないのだろうか。

「で、今日来てもらったのは、試してみたいことがあるからなんだけど」

「?」

「最近女子の間で話題になっててさー、一人じゃ出来ないから…」

それで跡部を呼んだということだ。
跡部は他にもたくさんの友人がいる中で自分が選ばれたことを嬉しく思った。

「で、その話題になってるってのは…?」

「あ、えっと、まず跡部はベッドに乗って」

宍戸は思い出しながら言った。
すっかり上機嫌な跡部は素直にベッドに乗る。

「あ、上は脱いで」

「…は?」

「いいだろ、別に。今更恥ずかしがることでもないだろうが」

この場合、普通は女である宍戸が恥ずかしがるところだと思うが…。
跡部は仕方ない、と上を脱いだ。

「その後はー、ベッドに寝て、手ぇあげて」

跡部はベッドに寝転び、両手をあげた。
宍戸の匂いがすると思うと頬の筋肉が緩む。

ガチャ

「……え?」

妙な金属音がして、手首に冷たい感触がしたので、跡部は自分の手を見た。
なんと跡部の手首は、手錠でベッドの柵に繋がれていた。

「ちょっ…宍戸!」

「いいから。次は…」

宍戸はいきなり跡部にキスをした。
跡部は驚いた。
ずっとずっと好きだった相手にキスされているという事実に、跡部は今の状況も忘れて酔いしれた。
しかし宍戸は、キスしている間に跡部のベルトを外し始めた。

「ん…ふっ!?」

唇が離れ、宍戸はズボンを脱がせた。

「宍戸、何して…!」

まさか、いきなりこんなことになるとは思ってもみなかった。
跡部は混乱しながら抵抗を試みた。
しかし、手が自由でないのでうまくいかない。

「暴れんなよ、……」

「あ、あん!」

胸の突起、勿論他人に触られたことのないそこに、宍戸は何の躊躇いもなく吸い付いた。
片方を舐め、もう片方は指で摘む。

「や、ぁあ…っ…」

好きな女の前で、胸を弄られただけであられもない声で喘いでいる。
跡部の顔は羞恥で真っ赤になった。

「ひ…っ、あ!」

自身もゆっくり反応してきたことに気付く。
宍戸もそれに気付き、胸への愛撫をやめた。

「うわー…すげぇ」

変化した男自身を見たことがないのだろう、宍戸は興味深そうにそれをまじまじと見つめた。
それにも跡部は言いようのない羞恥を感じる。

「っ痛!!」

突然自身を握られ、跡部は悲鳴をあげた。
力加減を知らない宍戸は、思いの外強く跡部自身を握ってしまう。
しかしそんなことは知らない宍戸は、そのまま跡部自身を扱く。

「痛い、いやぁあっ!宍戸っ、やめ…」

「痛い?気持ちよくないのか…」

そうか、と宍戸は呟くと、そこから手を離した。
跡部は詰めていた息を吐いた。

「じゃあココは?」

「Σヒッ!!」

宍戸の細い指が後孔に侵入しようとする。
どこでそんな知識を仕入れたのだろうか。
しかし跡部の後孔は固く閉じたまま。

「んー…挿んないな」

「痛い…痛いぃ…っ」

跡部が痛がるのを無視し、宍戸は無理矢理指を奥に進めた。
ぐりぐりと乱暴に掻き回され、跡部は顔面蒼白になった。

「い…たい…っ、…しし…ど、…やめて…っ」

「んー?……?」

「Σっうあ、あっ!?」
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