★×跡部景吾A★

□ミラー
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跡部には秘密がある。
毎晩行われる、儀式めいたこの行為。

□■ミラー□■

広い屋敷で、自室にと宛われた、一人で過ごすには広過ぎる部屋。
自室と勉強部屋と寝室と、取り敢えず使っているのはその3部屋だけだったが、その行為は寝室で行われている。

毎晩、使用人達も寝静まった深夜。
跡部は物音をたてないようにそっとベッドを降りる。
そして寝室に置いてある大きな鏡台の鏡に掛けられたカバーを外し、カーテンを閉め切った部屋で電気を点ける。
ドアにはしっかり鍵を掛けてある。
プライバシーの保護のために、部屋は防音になっている。
つまり、この部屋で起こることを、跡部以外は誰も知り得ないということだ。

跡部はベッドに乗り直すと鏡の方を見ながら身に着けていた服を脱ぐ。
白くて綺麗な肌が露わになると、それを自分の手でそっと撫でた。
身体はこれから起こることが判っているのか、少しだけ心臓の鼓動が速まっている。

跡部は自分の胸を掌で覆うようにして揉み始めた。
柔らかい肉の感触が気持ちいい。

「んぁ…っ、んっ」

防音になっているけれど、万が一のことを考えるとあまり大きな声は出せない。
跡部は唇を噛み締めながら胸を揉み、細い指先で突起を転がした。

「はっ…あ…ぁん…」

鏡を見てみれば頬が僅かに紅潮しているのが判る。
胸の突起は充血して色が濃くなり、白い肌の中で一際目立っていた。

「ぁ…っん…」

少しすると跡部は胸を揉むのを止め、秘部に手を伸ばした。
そこに触れると僅かに湿った音が聞こえた。

「んっ…ぁ…」

そこに指を触れて離すと、秘部と指とを透明な糸が繋いだ。
その様子は目の前の鏡に克明に映し出され、嫌でも視界に入ってくる。

「んっ、ふ…ぁう、あっ」

跡部は自分の指を秘部に沿って動かし、淫核を指で弾いた。
痺れるような快感が背筋を駆け登る。

「ぁあっ、あ…ン、く…ぁふっ」

跡部は鏡に向かって大きく脚を開き、自分で弄っている秘部を視姦する。
指には淫汁が絡み、シーツには染みが出来ていく。
また胸の突起は硬く尖りっぱなしだった。

「んぁ…あ、は…っ」

暫く指で自分を翻弄してから、跡部は指を引き抜くとベッドのすぐ横にある鍵付きの引き出しを開けた。
その中には今まで自分がこっそり買い集めた薬や玩具が山のように入っていた。
その中から洗濯挟みを二つとローター、そして太いバイブを取り出す。

「ん…、ぁ…ひぁっ!」

洗濯挟みで自分の胸の突起を挟むと、痛いくらいの刺激に高い声が出る。
両方とも挟むと、ただでさえ色の濃かった突起は真っ赤になる。

「ふっ…ぅ、んん…」
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