★×忍足侑士B★

□お札の呪い
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「こっちも使わせてもらうよ」

「えっ…?や、嫌や…あ、あぁっ!」

無理矢理蕾に指を捩込まれ、痛みが走るが抵抗は出来ない。
太い指で掻き回され、そこが中途半端に解れたところで、不意に指が抜かれる。

「…ッ、あ、あぁあっ!」

強引に硬い自身を捩込まれ、蕾が裂ける。
痴漢にとっては、忍足が苦しもうが関係ないらしい。
腰を掴み、乱暴に突き上げられる。

「く、あ、ぁあっ…!や、ぃや…ぁっ」

突き上げに合わせて自身を扱かれると、嫌でも感じてしまう。
自身は硬くなり、そのうち乱暴な突き上げでさえも快感に変わる。

「ふ、ん…ンぁあっ」

「っ…」

そして、いくらも経たないうちに、痴漢は忍足の中に大量の白濁を注ぎ込んだ。
そして、嫌なのに、それに釣られるようにして達してしまった。

「っは…は、ぁ…あっ」

「じゃあ、エレベーターはまた動かしてあげるから。じゃあね」

そして痴漢は、自分だけさっさと後始末をしてからエレベーターを動かして出ていってしまう。
忍足は半泣きになりながらもなんとか自分で服装を整え、ふらふらとエレベーターを降りていった。

駅を出て、どうにか学校に着く頃にはぼろぼろになっていた。

「なんで今日はこんなんなんやろ…」

教室に着くとすぐ自分の席に行き机に突っ伏して頭を抱える。
朝から二人も痴漢に遭うなんて、普通に考えて有り得ない。

「…ん?」

その時忍足の目に入ったのは、鞄についたぬいぐるみだった。
白石にもらったそれが、何か関係あるのかと疑ってしまう。

「…と、メールや」

その時、携帯にメールが来た。
相手は今考えていた白石だ。

「えーと…?」

『あのぬいぐるみ付けてくれとる?あれ、俺が作ったお札入れとるから霊験あらたかやで』

「…お札…?」

まさか、とぬいぐるみを見てみると、背中にファスナーがついている。
恐る恐る開けてみると、中に明らかに怪しいお札が入っていた。

「…まさか…これのせいやないやろうな…」

指先で摘み上げてみたそれには、何やら書いてあるが、気になるのは『愛』の文字だ。

「…帰りに神社行こか…」

今日は一日大人しくしていよう。
忍足はそのお札を眺めながらそんなことを考えて深々と溜息を吐いた。

□■END□■
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