★×忍足侑士B★

□お札の魔力
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それを見て我慢出来なくなった宍戸が、忍足の口に自身を捩込む。
岳人は忍足の右手に、鳳は左手にそれぞれ自身を握らせる。

「っ、ン、ふ…ぁう…」

忍足も、いつの間にか快感に夢中になっていた。
ひたすらに腰を揺らし、舌を絡め、手を動かす。
どうせこの部室には、テニス部員以外誰も入ってはこない。
その部室の雰囲気が、より忍足を高めていく。

「は…ぁ、あぁっ…ん、んーっ」

「すげぇ…ほら、こんなに濡れてきてんの、判るだろ?」

「っや!」

跡部が自身に触れると、先走りのせいでいやらしい水音がする。
それが聴覚を刺激し、余計に気分が高まっていった。

「すごい…きつ、っ…」

忍足は内壁をきつく締め、腰を必死になって揺らす。
それが跡部とジローを煽り、更に激しく突き上げられる。
忍足は瞳から生理的な涙を溢れさせ、快感に身を委ねていくしかなかった。
視界は涙に霞み、まともに前も見えない。
そんな中、ふと視界の端に飛び込んできたのは、ソファの近くに置いておいた自分の鞄だ。
それを見た瞬間、あのお札のことが頭を過ぎる。

(やっぱり…あの、お札のせいで…)

白石の言う、霊験あらたかなお札の力としか思えない。
そうでなければ、いくらなんでもこんな風に全員から犯されたりはしない。
しかし、それが判ったところで、もう忍足にはどうしようもないのが事実だ。
ただ、少しでも早く解放されるように努力することしか許されてはいない。

「は、ぁ…ン、んっ!」

「あ…そろそろ、やばいかも…」

「俺も…」

溢れる先走りは忍足の身体を濡らしていく。
忍足の方も限界が近く、内股は小刻みに震えていた。

「っひ、あ、ぁ…ンゃ…ぁあああっ!」

突き上げがいきなり激しくなり、忍足はビクンと身体を跳ねさせる。
二人の自身が強く内壁を擦るため、忍足は激し過ぎる快感に意識が飛びそうになる。
それと同時に、我慢出来ずに勢いよく白濁を吐き出していた。

「ひぁ…ぁ、あー…」

その直後、中や身体に白濁を浴びせられ、余韻と疲労感にぐったりと背後の跡部に身体を預ける。

「は…、もう…ええやろ…」

「は?何言ってんだ」

「まだまだこれからでしょ?」

しかし、一度では終わらなかった。
あのお札が近くにあるせいか、皆の目はまだ妖しく輝いている。
必死に逃げようとする忍足を押さえ付け、レギュラー陣は場所を交代してまた始めようとする。
必死に伸ばされた忍足の手は、あのお札には届かない。
そのまま、忍足はお札の魔力に日が暮れるまで翻弄され続けた。

(…神社…行かへんと…)

□■END□■
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