★×跡部景吾A★

□望む未来
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跡部には意味が判らなかった。
しかし鳳は跡部を犯してしまえばいいと考えていたので、跡部には何も判らずとも事を進めた。
ズボンを下着ごと下ろし、右脚から抜いて脚を大きく開かせた。

「鳳っ、やめ、ヒッ!!」

鳳に自身を握られ、跡部は身体を強張らせた。

「は、離せっ!や、あぁっ!!?」

他人に触れられたことのないそこを扱かれると、跡部自身は反応を示した。
鳳は小さく笑い、からかうように言った。

「勃ってきましたよ…?いやがってるくせに、感じてるんですか?」

「ちっ、違…!痛ッ!!」

「じゃあコレは何なんですか?」

鳳は強く跡部自身を握り、爪を立てた。

「痛っ、離せっ!ひ、ィああぁっ!」

「自分から腰振って…恥ずかしくないんですか?」

「……くッ…!!!!」

鳳は僅かに滲んできた跡部の先走りを指に絡め、後孔周辺に塗った。
誰にも触れられたことはおろか、見られたこともないそこを弄られている。
跡部はがたがた震え出し、涙を流しながらも唇を噛み締めた。

つぷ…

「ひ、ぎゃぁあああーっ!い、痛いぃーっ!!!!」

鳳の指が何の前触れもなく侵入してくる。
痛みに跡部は絶叫した。

「ふぅん…経験ないんですか…」

鳳は妙に冷静に、痛がる跡部を無視して指を更に増やした。
跡部の後孔は切れて、血が腿を伝った。

「い、痛…っ、ぅあ…っあぁ゙あ゙…」

しかし鳳は別段気にする様子もなく、寧ろ血で滑りがよくなったと、指で中を乱暴に掻き回した。
元々愛があってしているわけではない。
跡部が傷付いて、汚れてしまった方が鳳にとっては好都合なのだ。

「もう挿れますよ」

「や、やめ…ぎゃああああああぁっ!!!!!!」

もうそれは嬌声とはとても言えなかった。
跡部はただただ痛みに絶叫した。
鳳はそれが気に入らず、頭を机にたたき付けた。

「ゔあ、あ゙ーっ!!や、ぅあぁああっ!」

跡部の痛みだとか、そんなことは関係なく、鳳は中をひたすら掻き回した。
今や凶器と化した鳳自身は跡部の身体とプライドをずたずたにした。

「う、あっ!ひぃいっ!!ああああぁっ!」

痛みで跡部自身はすっかり萎えてしまい、快感はまったくない。
それでも初めてものを受け入れた中はぎゅうぎゅう鳳自身を締め付けた。

「やめ…誰か…っ、あ、ああああーっ!!!!」

「うるさいですよ。…中、出しますからね」

「や、だめぇぇえっ!!!!はっ、あ…ぅああああっ」

鳳自身が弾け、跡部の中に大量の白濁を注いだ。
跡部はショックで呆然としていた。
腕のネクタイと足首のテーピングを解かれても、ただそこに座り込むことしか出来なかった。
目からは涙が溢れているものの、その顔に表情はなく人形のようだった。
汚れた身体の跡部をそのままにし、鳳は部室を出ようとした。

「あ、他の人には秘密ですからね。まあ言うわけないと思いますけど」

鳳はそれだけ言うと出ていった。
後に残された跡部はどうすることも出来ず、ただ鳴咽を漏らした。

***

翌日。
氷帝学園はある噂で持ち切りだった。
その噂とは、『跡部景吾が行方不明』というものだった。
鳳はその噂を聞いて、にやりと笑った。

──これで、もう跡部に宍戸を奪られることはなくなった…と。




END
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