★×跡部景吾A★

□交差する感情
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跡部はその感覚に我慢出来なくなり、必死になって叫んだ。
宍戸は跡部を後ろから抱きかかえるようにして、脚を大きく開かせた。
それは親が小さな子供に尿をさせるときの恰好に酷似していた。

「だめ、やだっ、ホントにもうだめだからぁっ!」

「何がだよ。ホラ、言ってみろよ」

「ぎゃ、あぁあっ!」

宍戸はまたぐりっと針金で中を探った。
跡部の精神状態にももう限界がきていた。

「で、出ちゃうぅ…っ!トイレ、行かせてっ…」

「ここで出せよ」

「ひっ…あ、もぉだめぇえ…っひぁああああっ!!」

跡部は泣きじゃくりながら失禁した。
勿論その間も宍戸によって脚を大きく開かせられたまま。
びちゃびちゃとフローリングに跡部が放出した尿が落ちる音がする。

「だめぇえ…見ちゃだめっ…いやぁぁああっ!!!!」

眉を寄せ、目をきつく閉じてその羞恥に耐える。
宍戸はそっと針金を抜いてやった。

「あ…あっ……」

最後まで尿が出ると、跡部はぐったりして宍戸に凭れかかった。
独特の臭いが部屋に篭り、自分がしたことを否応なしに思い出させる。

「ひっ…く…」

「いっぱい出たな」

「やだ…も…」

跡部は顔をくしゃくしゃにして泣いた。
その可愛さが宍戸に火を点けるとも知らずに。
宍戸は今放尿したばかりの自身を扱いた。
すぐ跡部の身体は歓喜に震え出す。
後孔を探ると、放尿したせいで力が抜けていたのか、指は何の抵抗もなく挿っていく。

「あっ、あぁっ!ひっ!?あぁああっ!そんな、いきなりぃ…っ」

宍戸は何の前触れもなく跡部の中に自身を収めた。
座位の状態で、下から突き上げてやると、跡部は甘い声を上げる。

「あん、あっはぁん!宍戸ぉ…っ」

跡部は自分からも腰を動かし、より大きな快感を求めた。
溜まっていたせいか、過敏なほどの反応で、すぐ絶頂を迎える。

「イくぅ…っ、宍戸、はぁぁあああん!」

「うわ…っ」

跡部はフローリングの水溜まりの上に白濁を飛ばし、それにまた顔を真っ赤にした。

「跡部?どうかしたのか」

「や…は、恥ずかし…かった…し、その……」

跡部は語尾を濁した。
宍戸が髪を撫でると、跡部は幾分落ち着いた。

「その…俺…あ、あんなこと…しちゃって…そ、掃除…するからっ」

「?」

どうやら跡部は失禁したのを自分のせいだと思い込んでいるようだ。

「だから、あの…っ、き、嫌いに…ならないで…お願…っ」

「バーカ」

そこまで言ったところで、跡部は宍戸にデコピンされた。

「俺が無理矢理させたんだし、俺がお前を嫌いになるはずないだろ?」

「………////」

「だからもう一回ヤるぞ」

「えっ!?やっ、あぁああっ!だめぇっ…」

結局その日は日が暮れるまで身体を重ねた二人。

翌日、跡部は学校を欠席した。


END
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