★×跡部景吾A★
□良妻賢母
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そうすると跡部の蕾はそれを飲み込もうとするかのようにヒクンと収縮した。
「期待しとるん?…すぐに挿れたるから安心し」
忍足は跡部の腰をしっかり抱えると腰を進めて跡部の身体を貫いた。
「ぁ、あああ…っ、…熱…いっ…」
エプロンの染みはまた少し大きくなり、自身を伝う先走りは床も濡らし始めた。
忍足は挿れた直後から跡部の中を激しく掻き回し出した。
「やぁあ…っ!んっ、ふぅ…アっ」
跡部は耐え切れなくなったのか上体を倒してテーブルに上半身を預け、腰を突き出すような恰好になる。
跡部は脚を突っ張らせて爪先立ちになり、きつい体勢で忍足を受け入れた。
「景ちゃん、可愛えな…」
「んっ、ん…ゃあっ、んーっ…はッ」
忍足は跡部の背中に口付けながら中を擦り上げる。
その度に跡部は甘い声で啼き、忍足の自身をきつく締め付ける。
「侑士…っ、や…イっちゃ…って…」
跡部はもう限界ぎりぎりなのか、弱々しく首を横に振りながら身体を震わせた。
すると忍足は跡部自身の根元をきつく握った。
「や…っ!?な…なんで、侑士…ッ!」
今にもイきそうだったところを戒められて、跡部は忍足を振り返って見つめた。
すると忍足は跡部の唇にチュッとキスをして、腰の動きを早くした。
「ひぁあっ、やっ、んぁあ…あっ!」
「一緒に、イこうな…?」
限界を越えているのに突き上げられて感じている跡部に忍足の言葉が聞こえたかは判らないが、跡部はそのままで必死に耐えた。
「んんっ、侑士…早くぅ…っ…あっ!」
跡部はめちゃくちゃに腰を振りながら忍足に早くイくよう促す。
忍足はそれにつられてか、自身をより硬く大きくして突く。
「ひゃっ、あ…ア、んんぁあっ!イくっ、も…ダメ…!」
跡部はもう限界をとっくに越えて、気が狂いそうになっていた。
忍足は何度も大きく突き上げると跡部自身の根元を離した。
途端に跡部はビクビク震えて白濁を吐き出した。
「あ…ぁぁあア…、…っ…ぅ…」
「く…っ、景ちゃん…」
忍足も直後に跡部の中に出した。
二人の荒い息遣いだけが部屋に響く。
「…っ、はぁ…」
忍足は少し呼吸が整うと自身を引き抜いた。
跡部はその場にぺたりと座り込んでしまう。
「…お前…最悪っ、…こんなとこで…」
「誘ってきたんは景ちゃんやろ?それに随分気持ち良さそうやったし」
文句を言ってくる跡部に、忍足は軽く返すと、跡部は言い返すことも出来なくて黙り込んでしまう。
「どこで覚えてきたか知らんけど…楽しかったな?」
忍足が満面の笑みを跡部に向けると、跡部の中の怒りが自然と治まっていった。
「景ちゃんエプロン似合うとるし、ホンマに食事や風呂も用意しとるみたいやし…ええ奥さんやな」
「当たり前だろ。やるからには中途半端なんざ有り得ねぇよ」
跡部は素っ気なく答えたが内心かなり嬉しかった。
元々忍足に喜んでもらおうと思っていたので、これだけ言ってくれれば跡部としては満足だった。
「またやろうな?花嫁修行で」
「…俺様に修行なんか必要ねぇよ」
「ま、そうかもな」
美しく、優しく、賢く、もう既に妻として完璧なのだから…。
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