★×跡部景吾A★

□脱・コンプレックス
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跡部はどことなく不安そうに俺を見上げて聞く。
俺の反応を見ればそんなこと聞くまでもないのに、と思いながらも俺は小さく頷いて答えた。

「ああ。…お前も気持ちいいんだろ?」

されてばかりではなく、少し手を出したくなって、俺は手を伸ばすと跡部の胸の突起を摘んだ。
すると跡部の身体がビクンと跳ねる。

「ひゃあっ!あ…っ、やぁ…」

相変わらず過敏な反応をする。
跡部の突起は真っ赤になって硬く尖った。

「ほら…俺にしてくれるんだろ?続きしてくれないのか?」

「あっ…ん…ぁんん…」

俺が先を促すと、跡部は緩慢に続きをし始めた。
跡部は突起を摘んだり指の腹で擦ったりする度に声をあげ、それでも俺への奉仕は止めなかった。

「んゃ、ふっ…はあっ」

跡部の口元と胸は俺の先走りと跡部の唾液でいやらしく濡れて光っていた。
それさえも俺の視覚を刺激して、更に興奮させる。
それを意識すると、自身が脈打つのを感じた。

「ほら…もう少し、しっかりやれよ」

「んっ、…くぁ…はっ」

跡部は素直に頷くと俺のものの先端を口に含んで吸い上げた。
俺はそれに合わせて跡部の胸の突起を抓る。

「きゃふっ…あっ、んやぁあっ」

跡部は震えるともじもじと太腿を擦り合わせた。
この様子からするともう濡れているのは間違いないだろう。

「あっあ…んぁあ…ッ」

跡部は先程までよりも懸命に胸で擦りながら先端を甘噛みする。
その刺激は俺を煽り、段々と絶頂に追いやられていった。

「く…っ、跡部…いいぜ、そろそろ…」

「ん、んっ」

俺が限界を訴えると、跡部も近いのか何度か小さく頷き、尿道をきつく吸い上げた。
それと一緒に俺は跡部の胸を掴んで激しく揉んだ。

「んっ!ゃぁああっ!!」

跡部は俺が出した白濁を顔で受け止めながら潮を噴いて達してしまった。
その顔は快楽に歪んでいてとても淫靡だった。
ぐったりとして肩で大きく呼吸を繰り返している。

「は…ぁ…宍戸…」

「ん?なんだ?」

「…今日の…気持ち良かった…?」

跡部の質問は、聞くまでもないようなつまらないものだった。
俺は思わず笑うと跡部の髪をくしゃっと撫でた。

「気持ち良かったに決まってんだろ?そんな野暮なこと聞くなよ」

そう言うと跡部は、これ以上ないというくらいの笑顔を返してくれる。
その笑顔はとても綺麗で、本当に愛しく思える。

「お礼に今日はたっぷりしないとな」

俺は跡部をベッドに押し倒した。
その日、俺の部屋の電気は消えることはなかった。

□■END□■
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