★×向日岳人A★

□捕心
2ページ/2ページ

慣らしもしていない上、濡れてもいないところへの挿入はかなりの痛みが伴う。
岳人の後孔は切れて血が滲んでいた。
その滑りを借りて、榊の自身が奥まで入り込んでいく。

「あはは、入ったね、気持ちE?」

「慣らさなくても入るんですね」

周りから笑い声が聞こえるが、痛みに震える身体はピクリとも動かせない。
自身や胸に触れられても、痛みの方が強力過ぎて快感等まるでない。
それでも構わず突き上げられ、痛みに引き攣った声が漏れる。

「っう、あ、ぅああ…っ!い、た…ァっ」

「銜えろよ」

痛みに泣いていると、跡部が口元に自身を差し出してくる。
舐めろということだろうが、そんなことしたくはない。
岳人は拒否を示すようにそっぽを向くが、その頬を思い切り叩かれる。

「っあ…!?」

「黙って銜えてろ」

無理矢理口を開かされ、自身を捩込まれる。
とにかく気持ち悪くて仕方がなかった。
しかし歯を立てるとその度に頬を叩かれ、大人しく舐めるしかなかった。

「ねー、全然硬くなんないよ?」

「まさかホントに不感症か?」

内壁を突き上げられ、自身を扱かれ、突起を弄られても、岳人は感じなかった。
榊は何度も角度を変えて突き上げ、嫌がる岳人を無視して中に大量の白濁を注ぎ込む。
跡部は口には出さず、わざわざ引き抜いてから顔に白濁を撒き散らした。

「じゃあ次俺が口な」

「じゃあ俺下ね。鳳も入れちゃえば?」

「そうですね」

「嫌…っ!っあ、ぅう…くっ…!」

その後も5人は何度も場所を交代しては岳人を犯した。
しかし、最後まで岳人は感じることはなかった。
結局、5人の白濁に塗れ、痛みのみを感じたまま行為が終わった。

「じゃあ俺達帰るから」

「またな」

「もう遅いから送っていこう」

「いいんですか?」

「ありがとー、監督好き〜」

岳人を残し、5人は出ていった。
一人残された岳人は、白濁に塗れた身体で静かに涙を零した。
こんな身体で、もう忍足に合わせる顔がない。
岳人は汚れた身体のまま、床に散らばった制服を身に纏い、窓を開けた。
冷たい風が頬を撫でる。
携帯に電話が掛かってくると、通話ボタンを押した。

『あ、もしもし?岳人か?』

愛しい人の声を耳に焼き付ける。
瞳からはぼろぼろと涙が溢れる。
岳人は携帯をしっかり抱き締め、窓から身体を踊らせた。

『……岳人?』

□■END□■
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ