★×向日岳人A★

□LONELY
2ページ/2ページ

指はいつの間にか2本に増えていて、いやらしい音を立てながら中を掻き回している。

「ぁ、あっ…!んぅっ…そこ…!」

自分の指先で前立腺を擦り、歓喜の声をあげる岳人に、日吉は頭の中で何かが切れる音を聞いた。

「…っ先輩!」

「っうわ!な、なんだよ」

快感に浸っていたところでいきなり押し倒され、岳人は驚いたように声をあげる。
その衝撃に中を掻き回していた指が抜けてしまう。

「そんなことして…誘うなんて…」

「えっ?あ、あぁあっ!」

いきなり日吉の指が捩込まれる。
自分の指で十分に解されていたせいで、痛みも抵抗もなく入っていく。
岳人の感じるポイントを知り尽くしている日吉は、的確にそこを刺激する。

「や、っあ!あ、ンぁあっ!!」

岳人はその強い刺激に呆気なく達してしまった。
日吉はその様子を見てすぐに指を引き抜くと、自分の自身を取り出して性急にそこに押し込んだ。

「ひぅっ…あ、ぁあっ…」

「先輩…」

日吉は岳人をしっかりと抱き締めなが、いきなり激しい突き上げを開始した。
小柄な岳人は、その突き上げに身体を跳ねさせ、髪を振り乱す。

「だ、だめっ…や、ぁあっ、んん…!」

「気持ちいいんでしょう?」

快感に震える岳人を押さえ付け、内壁を刔るように擦る。
内壁への刺激だけで岳人の自身は硬くなり、先走りも大量に溢れさせる。

「ひ、よしぃ…っ…!」

「可愛いですね…」

ぐちゅぐちゅといやらしい音がして、二人の興奮が高まっていく。
岳人の自慰を見たせいか、日吉もいつもより昂っているようだ。

「ひ、っぃあ…あ、ぁああっ!や、だめぇえっ」

岳人の口から悲鳴のような声があがる。
快感に弱い岳人が、そう長く耐えられるはずもなかった。
限界が近いことを知って、日吉は更に奥まで強く突き上げる。

「だめっ、や、ぃ…っや…あぁああ…ッ!」

「っ…」

岳人が内壁を思い切り締めながら達してしまうと、日吉も少し遅れて中に大量の白濁を注ぎ込んだ。

「っふぁ…あ、あぁっ…」

震える岳人の身体を抱き締めながら、日吉がそっと耳元で囁く。

「…一人でするより、いいでしょう?」

その言葉に、岳人は小さく頷くと、自分からもっと欲しいとねだるように、日吉と唇を重ねた。

□■END□■
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ