小説

□いつも一緒に
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「このケーキ旨んめぇ〜〜ww」


「俺様が奢ってやったんだ、当たり前だろ??あーん」


「丸井くん、跡部に気に入られちゃったねぇww」



・・何故俺がジローと景吾とケーキを食っているかというと・・。

約1時間前・・

*******


「ブン太、今日は委員会があるけぇ、一緒に帰れんぜよ。」


放課後、何時もみたいに雅治と一緒に帰ろうと教室に行ったらそう言われた。

仕方なく1人でトボトボ歩いて、どこかで時間を潰そうとちょうど考えていた・・その時だった。





いつも一緒に





「あ〜〜丸井くんだぁ!!」


聞き覚えのある声・・;;


「ジロー??何でお前がこんなトコに居るんだよぃ;;」


「俺の事覚えてくれてたの??マジマジ嬉C〜!!んとねぇ、跡部が美味しいケーキ屋さんあるからケーキ奢ってくれるって・・。だから付いて来た♪」


「ケーキww・・・跡部って、あの跡部景吾??」


「そだよ〜。丸井くん、跡部に会ったこと無かったっけ??」


そりゃなぁ・・俺はJr.選抜行ってねぇし??名前だけは聞いたことあるけど・・・。


「お前が丸井ブン太か??ジローにウワサは聞いてたが・・中々可愛いじゃねーの」


・・可愛い??まぁ、いいケド・・・。


「そうだぜぃ!!シクヨロ☆苗字じゃ堅苦しいからブン太で良いぜぃ♪」


「俺の事は好きなように呼べ。お前もケーキくいに来るか??俺様が奢ってやるよ」


「えっっ??良いの??じゃあお言葉に甘えて・・サンキュ〜景吾ww」




ってなワケで、今に至る。

景吾が奢ってくれたケーキは、本場のパティシエが作ったケーキらしくて、マジで旨い。

でも、何か足りねぇ気がする・・・。




「・・何か足りねぇんだよなぁ・・・」


「あぁ??まだ食うってのか??」


「その足りないじゃなくて・・何か寂しいような・・」


何でだろう・・雅治が一緒の時はこんな事ねぇのに・・・。
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