夢拾参夜

□第弐夜
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「私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに、私を捨てたくせに」
彼女は何か、勘違いをしている。
「あなたは何故、私を捨てたの?」
「ぼくはあなたを知らない、何かの間違えだ」
「間違えていない、あなたは私と契ったはず。誓ったはず、未来永劫離れないと。なのに、あなたは他の女と私を笑っていたのよ。私はどうすればいいの? もう、こんな恥を晒しては生きていけない……」
彼女の声は、いつの間にか鈴に戻っていた。

――不意に、鮮明な記憶が繋がった。
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