置詩/宣伝
04/01(Fri) 19:34
farewell
奏流
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(君は)
(死んだ)
あれほど好きだった
空から堕ちて。
何気ない会話も
学校帰りにどこかに寄り道することも
君の好きだった空を一緒に見上げることも
もうないんだね
声を聞くこと
くだらないことで笑うこと
約束を現実にすること
全部が消えてなくなった
助けてあげられなかった
君が最期にいた場所に立って空を見上げた
目を閉じて、君に一番近いところでお別れ
抱えていた手向けの花を空から手放した
重量に逆らえないそれはただそこから堕ちていく
空の青
舞う花びら
鬱陶しいほどの雑音
君と君がいた世界
確かに存在していたもの
静かに堕ちていく手向けの花が地上で雑音を奏でた
「お別れだね」
(ばいばい)
(さようなら)
944SH
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