★城郭専門用語辞典★

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【合横矢 (あいよこや)】
一つの塁面を相応するように二箇所張り出し両側から横矢で守れるように造った横矢掛の一種。合討にならないよう間隔は七十間以上とされた。それは互いの射程以上の隔たりを作る為。

【アガキ (あがき)】
土塀や櫓に挟間を開ける上でかなり効果的な技法で、方法としては狭間の内側は広く、外側は狭くすることにより内側からは広角的に射撃ができ、外側からの射撃を防ぐ事ができる。

【穴太衆 (あのうしゅう)】
近江(滋賀県)出身の石垣技術集団のこと

【石瓦 (いしがわら)】
現存十二天守の一つである丸岡城天守の屋根にのみ見られる特異な屋根瓦。いちおう雪国なので凍結に強い石瓦を用いた。尚、石製なので土瓦に較べ、非常に重いです。因みに石瓦の材料は笏谷(しゃくだに)石です

【石面 (いしづら)】
石垣の表面のこと

【移築 (いちく)】
移築は城に限ったことではないが、簡単に言うと建物や部材(櫓や石垣など)を解体して移動させること。新築するより移築したほうが経費を抑えれる他、権威ある建物を自分の物にするという一種のステータスでもある

【一城別郭 (いちじょうべっかく)】
尾根が繋がった二つの峰を利用し、中心となる曲輪をそれぞれの峰に造り、それぞれが曲輪群を従えた構造の城

【一夜城 (いちやじょう)】
羽柴秀吉(豊臣秀吉)が墨俣城築城において本来築城に掛かる時間を大幅に削減した為、一夜で完成した…と誤った噂に発展し一夜城なる伝説になった。また、石垣山一夜城は敵を圧倒させる目的で、完成と同時に周囲の木々を切り倒し、この時敵方は一夜で城が完成したと錯覚したといわれ、有名になった為に一夜城と言われている。他にもある

【一国一城令 (いっこくいちじょうれい)】
江戸時代における大名統制策で、元和元年(1615)に豊臣氏を大坂夏の陣で滅亡させた後発令された。一つの領国に一城のみという意味であり、多くの大名が領内の城を破却しました

【井戸 (いど)】
普段・籠城戦の際の飲料水の確保において重要で中世、近世問わず大体の城に存在する。伊予松山城(愛媛県)本丸の井戸は100m以上の深さから水を汲み上げている

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