★城郭専門用語辞典★

【し】 11件

【漆喰 (しっくい)】
近世城郭の土塀や壁に主に防火や美観の用途で使用される壁材。石灰や海藻のツノマタなどを混ぜて漆喰となる。白が一般的だが黒漆喰なども使用されている。


【柴土居 (しばどい)】
築き固める際、柴を表面に植え込んで、頑丈にしたもの。柴が土居の表面を覆うことにより土居を崩れにくくするのです


【主殿 (しゅでん)】
中世城館における中心の建物。城主の住まいとされている。


【正保城絵図 (しょうほうしろえず)】
江戸幕府が図絵図作製事業として諸領主に提出させた城と城下町を描いた絵図。絵図には城の大きさや堀の深さ、城下の町割など、細かく記載させた。


【鐘楼櫓 (しょうろうやぐら)】
太鼓櫓同様刻を知らせる為の櫓で、櫓内に鐘が吊してあった。


【城割(城破) (しろわり)】
一国一城令に相当するもので、意図的に城郭を破壊し、城郭の機能を無くさせること。江戸幕府に限らず織豊政権下においても多く行われました。 例としては、一揆の再発防止として壊された天草一揆の原城など


【城を枕に討死 (しろをまくらにうちじに)】
死を覚悟の上、籠城し戦うという意味の慣用句


【寺内町 (じないちょう)】
戦国期、浄土真宗の寺院が寺の外郭に防御用の濠や土塁を築き、諸公事・徳政令適用免除等の特権を領主に保証させ自治的な性格が強かったが、織豊政権に歯がたたず解体へ向かう。石山・富田林・貝塚・今井・吉崎等が有名


【銃眼 (じゅうがん)】
塀や櫓にあけられた鉄砲を射撃する穴


【城郭寺院 (じょうかくじいん)】
寺内町を形成したり、強固な石垣・土塁・堀を持つ寺院のこと。


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