□終わらない夢
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夢をみる
そう、いつもの…………
在りし日の姿の自分
泣けてくるほど幸せな思い出も
死にたいほど悲しい思い出も
うんざりするほど見てきた
そう、いつものことだ
分かるかい?!目が覚めたら最初に、部屋を見渡して自分が 誰 なのかを思い出さなきゃならないんだ……
自分なのに、自分を思い出すことがどれほど辛いか
たっ、たまにさ……
不安になるんだ。いつか僕の中の誰かが、僕になりすまして 僕 という存在を消してしまうんじゃないかって
もしかしたら
この性格も思考も僕じゃない誰かが形成したんじゃないかって
思えば思うほど深まっていく不安と憎悪が僕をくるしめる
考えちゃいけない!答えなんて出るわけないのに………止められないんだ
そんなまどろみの中で
君を見つけたんだ
君といると一瞬だけど、ありのままの僕になれる気がする
村田 健に安らぎを初めてくれた君に……
いつかだけど
この気持ちを伝えられたらいいな
→Fin