綱吉パパと一緒!!
□綱パパと温泉旅行
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※はじめに…
このお話は前・中・後の三部構成です。途中から読みたい方はお好きなページに飛んで下さい
【前編】P1〜
【中編】P5〜
【後編】P9〜
ではお楽しみください
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【前編】
夏休み―――それは学校というくくりから解き放たれ、自由に楽しく毎日をenjoyすることができるといった素晴らしい日々のことである――――
大学生である俺にはかったるい学校の宿題もないし9月まで休みだし、正直2ヶ月も何をしてりゃー良いのかわかんねぇ。
大学の友達はみんな夏休みは実家に帰ったりバイト三昧というが……俺はバイトもないし実家から通ってるからいつもと変わらない環境で変わらない日々を送るんだ、2ヶ月も。
武「…………と、まぁそんなわけで暇なんだよな」
骸「………ひょっとして僕に話しかけてるんですか?」
武「他に誰がいるんだよ?」
骸「…すみませんがお父さんはあと小一時間は帰ってきませんよ。つーか人んちに勝手に入らないでもらえますか?」
武「なーなー骸、夏休みどっか行きたいとか思わないのか?」
骸「(聞いてねぇ……)
………そうですねぇ仕事が忙しいみたいですから僕らをどこか連れてく暇はないんじゃないでしょうか。」
武「ツナの予定がどうとかじゃなくてさー、骸の気持ちがどうなのか聞きてーんだよ」
骸「そりゃあ…………まぁ。」
武「だよなー?!折角の夏休みなんだもんなぁー。」
骸「(……この人一体いつ帰るんだろう………)」
了「む?おぉ、隣の兄さんが来てたのか」
骸「勝手にあがってるんですよ」
武「一応チャイム鳴らしたぜ!見事にシカトされたけどな!
ツナは一体どんな教育してんだろーなーあははは!!」
骸「(目が笑ってない!)」
武「なぁ了平、お前は夏休みどっか行きたいよな?」
了「むーそうだな…でも」
武「…………でも?」
了「お父さん仕事あるし…」
武「だーもーお前らは気ィ遣いすぎ!!子どもなんだからちょっとくらいワガママ言ってもいいんじゃねーか?」
骸「誰が子どもですか。僕はもう小1ですよ」
武「まさに子どもじゃねーか」
ラ「ガハハハただいまー♪」
骸「おやおや煩いのが帰ってきましたね」
武「なぁランボ、夏休みどこか行きたいか?」
ラ「夏休み?」
武「ちょっと遠くに遊びに行ったりさぁー。みんなで泊まっちゃったりとかして」
ラ「お泊まり………」