色々な世界
□新友☆親友
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早坂「ふざけるな!俺まで巻き込むな!!」
真冬「巻き込むだなんて、そんな厄介事みたいに〜。」
早坂「厄介だ!て言うか迷惑だ!!」
真冬「友達の友達は皆友達でしょ☆」
早坂「まるで俺がお前の友達みたいに言うな。」
真冬「…ヒドイよさっきから…。泣」
早坂「とにかく、俺はお友達にはならないから!」
花子「早坂くんは…私が嫌いなんですか…?」
早坂「え、いや…そ、そういうわけじゃ;」
花子「嫌いなんですね…いいんです…私は昔から嫌われ者ですから…。泣」
真冬「泣っかした、早坂くんが泣っかした〜!」
早坂「Σちょっ!;ホントに嫌いじゃないから!逆にむしろ好きかもしんない!!:」
花子「ならよかった。じゃあ今日からお友達ですね!私花子っていいます。仲良くしてください!」
早坂(Σ立ち直り早っっっ!!;)
早坂「てかお前らどこで知り合ったの??」
花子「靴箱です。」
真冬「学校来たらさ、花子ちゃんが靴箱の下敷きになってるんだもん。笑」
早坂「…どうやったらそんなことに。;」
花子「間違えて違う人の靴履いちゃったら、なんか画鋲が入ってたみたいで足に刺さっちゃって。痛いから脱ごうとしてしゃがんだら胸ポケットに入れてた鏡が落ちて割れちゃって。それにショックを受けた私はバランス崩して後ろに転んで頭強打しちゃってさ。
そしたら後ろの靴箱にぶつかってあっちに倒れそうになったから急いで支えようとしたら、逆に私のほうに倒れてきちゃったんだ。笑」
早坂「不幸すぎるだろ。」
真冬「ねぇ〜笑えるでしょ?笑」
早坂「ここまできたら笑えねぇよ。」
花子「いえ、もう笑ってください。"なんだお前、神様に見放されてるっつーか、お前はこの世から消えろって言われてんだろ。人生やめたほうがいいんじゃね?"ってくらい笑い飛ばしてください。」
早坂「いやそれ笑ってないから。ただの悪口だから。」
真冬「で、私が花子ちゃん引っ張りだして。」
花子「偶然、近くに落ちてた真冬ちゃんの靴を私が拾ってあげたんだ〜。」
早坂「お前が靴箱倒した衝撃で落ちてきたんだな。」
真冬「運命だよねぇ…。」
花子「うん…運命だね〜。」
早坂「思い出に浸ってるとこ悪いが、さっき靴箱倒した犯人出てこいって放送かかってたぞ。」
真冬「早坂くん、花子ちゃん友達いないんだって。」
早坂「そうなの?」
花子「はい…。皆、私といたら不幸がうつるって…。」
真冬「うわ〜ひどい話だね!」
早坂「…話聞く限り納得だな。」
真冬「安心して花子ちゃん!これからは私たちがついてるから!!」
早坂「え、たちって?」
花子「ありがと〜!!とっても嬉しいよ!!」
真冬「これからも仲良くしようね!」
花子「もっちろん!真冬ちゃんとは良い関係になれそう☆」
真冬「うん!私もそんな気がしてた!」
花子「あ、忘れてたごめんね!もちろん早坂くんとも仲良くなれると思う♪」
早坂「いや、俺のことは忘れていてくれ。」
真冬「そうだ、し、ししし親友になってく、れる…?///」
早坂「え、いきなり?」
花子「ほんと?うわ〜嬉しいな!親友親友♪」
早坂「え、いいの?」
花子「帰りにケーキ食べて帰らない?美味しいお店しってるんだ〜!」
真冬「行くいく!絶対行く!」
花子「よかった!あ、チャイム鳴る!!じゃあまた後でね!バイバイ、真冬ちゃん早坂くん!」
真冬「ばいば〜い!」
早坂「あいつって同級だよな?」
真冬「うん。となりのクラスだよ。あでも一回留年したらしいから、年齢は1つ上かな。」
早坂「留年!?」
真冬「なんか、定期試験の度に知恵熱だして休んじゃったらしいよ。」
早坂「学歴まで不幸だったのか…。」
真冬「うふっ。これから素敵なぱっぴー女子高生ライフだわっ☆」
早坂「あーよかったねー。(棒読み」
真冬「あ、ケーキは二人で行くから早坂くんはまた今度ね。ごめんね☆」
早坂「あー残念だなー。(棒読み」
真冬「そうだ!鷹臣くんに報告してくるね☆」
新たな友、そして親しい友となった
真冬と花子。
その後の真冬は
鷹臣にパシられ、
靴箱倒しの犯人にされ、
帰り道では事故に遭いかけ、
ケーキで食中毒を起こした。
花子との親友宣言を
考え直したほうがいいのか
悩み始めたのだった。
Fin
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