色々な世界

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波江「…何したの。」

臨也「別に〜。」

波江「あり得ないほど落ち込んでるけど。」

臨也「うざいって言っただけだよ?」

波江「世界一うざい人間にうざいって言われたらそりゃ落ち込むわね。」

臨也「ははっ傷つくな〜。」

波江「花子いつまで隅でいじけてるつもり?」

花子「…うざい…うざい…うざい……。」

波江「…そうとう重症ね。」

臨也「あ〜暇だなぁ。平和すぎてつまらない。ねぇ波江さん、何か良い暇つぶしない??」

波江「そうね。仕事をすればいいと思うわ。」

臨也「こんな良い天気なんだ。何かしないともったいない。」

波江「だから仕事をしたらいいんじゃない?」

臨也「そうだ、外に出てくるよ。」

波江「人の話を聞いてるのかしら。」

臨也「じゃ、お留守番よろしく。」

波江「待って。もしかして置いていくつもり?」

臨也「な〜に、寂しいの?しょうがないなぁ、ついてきてもいいよ??」

波江「私じゃないわよ。あれよ。」

花子「…うざい…私はうざい…うざ…」

臨也「…あ〜。」

波江「置いていかないでよ。」

臨也「昔から誠二くんのお世話してた波江さんだったら楽勝でしょ。」

波江「誠二はあんなに面倒臭くないわよ。」

臨也「ひどいね〜君は、弟以外には冷たい人だ。」

波江「あら、花子には優しくしてるつもりよ。」

臨也「だったらよろしく頼むよ。俺は今花子見てたら静ちゃんの顔が浮かぶから。」

波江「貴方が可愛がってる花子でしょ。貴方が面倒みるべきよ。」

臨也「…この前俺を置いて二人で食事に行ってたよね。」

波江「あら、知ってたの。」

臨也「波江さんだって十分可愛がってるじゃん。わざわざ俺のいない時狙って花子をご飯に誘って行ってきたんでしょ。」

波江「(こっちまでいじけ始めたわ。)じゃあこれからお昼ご飯を二人で食べてくればいいじゃない。これでおあいこでしょ。」

臨也「そうだね。さすが波江さんだ。そうさせてもらうよ。」

波江「(花子が絡むと単純な人ね。)」

臨也「…花子ちゃ〜ん??」

花子「…なんでしょう。私は今反省してるんです。3時終了予定ですのでそれまで話しかけないでもらえますか…。」

臨也「そんなに反省しなくていいから。てかなんで3時?」

波江「おやつの時間よ。」

花子「どうせ私はうざいですよ…。えぇうざい人間なんです。そんなうざい人間は誰からも相手にされませんよ…。」

臨也「花子いじけたら倍増してるよ、うざさが。」

花子「Σま、まじですか…!」

臨也「マジまじ大まじ。」

花子「それは大変ですね…。」

臨也「気晴らしにさ、外に出ない?」

花子「外ですか。どちらに?」

臨也「そうだな〜。池袋、かな?(にこっ」

 
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