色々な世界
□探偵事務所員の一日
2ページ/3ページ
洋「緊急っつっても荻なんだろ?大丈夫だって。」
圭「わかりませんよ!何かあったらどうするんですか!」
山田「荻さんだもん。平気平気。」
優太「銃で撃たれても死なないからね…。」
圭「優太くん何故そんなに悔しそうなの!?荻さんだって人間です!」
山田「あれが人間って言ったら私たち一般人は何になるんだ!」
圭「あなたと因幡さんは狼です!!」
洋「落ちつけよ、圭〜。」
圭「落ち着いてますよ、俺は。」
優太「誰がどう見てもあたふたしてるよ。」
圭「気のせいだよ、気のせい!」
山田「どうしちゃったの。」
優太「荻さんなんかの為でそんなに焦るなんて。」
洋「知ってるだろ、荻だぞ荻。」
山田「あの鉄人、荻さんだよ。」
圭「…皆さん心配しなさすぎでは;」
洋「だってさ、相手はどうせ馬鹿ヤギのヴァレンティーノだろ〜。荻を捕まえられただけで満足してんじゃない?」
圭「いや、捕まったというわけでは…。」
山田「十字架に縛られてたりして!」
圭「いやだから捕まったわけじゃ…。」
優太「大変だ!誰かが十字架に火を放っちゃうよ!助けなきゃ!」
圭「優太くんダメだ!ライターを持った君が行ったら本当に荻さんが火あぶりの刑に!!」
山田「優太くん!」
優太「山田さん…。」
圭(よかった。山田さんなら優太くんを止められる…!)
山田「忘れてるよ。」
優太「ありがとう!」
圭「そっとガソリンを渡すなぁ!!!」
洋「捕まったんじゃない?じゃあどうしたんだよ。」
圭「それが、よくわかんないんです…。」
山田「わかんないのにそんなに慌ててるなんて、馬鹿なの?」
圭「だって!こんなメールが来たんですよ!!」
洋「それは俺の携帯じゃないか!勝手に見るなんて!!」
圭「見られたらまずいものでも??」
洋「えっ、いや…それはだな…///」
山田「気持ち悪いからスルーの方向で。」
圭「そうですね。で!こんなメールが来たんですよ!!」
優太「なになに…"山羊を羊にする。来てくれ。"」
山田「読むからに荻さんは大丈夫だね。」
洋「むしろこれはヤギを助けるべきだろ。」
優太「もうどちらも殺っちゃいましょう。」
圭「冷静な分析は良いですから!」
洋「それに助けに行くとしても、そんなに急ぐ必要はないだろ。」
圭「どうしてですか!」
洋「いいか、圭…。」
圭「はい。」
洋「電話じゃなくてメールの時点で急用ではない!!」
圭「通常はそうですどこれは例外ですから!!」
優太「でも、このメール1つでそんなに慌てるかな?」
山田「やっぱ、何か圭くん変だよね〜。」
圭「そそ、そうかな。」
洋「むむっ今挙動不審になったぞ!」
圭「そそそ、そんなことないと思うけど……ぅわぁ!?」
山田「Σあからさまに仕掛けられたバナナの皮に引っ掛かるなんて!!」
優太「普段の圭くんならあり得ない…!」
洋「けーーーーーーーーい!!!!」
圭「皆大げさすぎ!!余計恥ずかしい!!」
山田「んで、なんでそんなに必死なの?」
圭「一瞬で元に戻れるなんてさすが山田さん。」
洋「質問に答えなさい、圭!!どんなに焦らしても天丼はでないぞ!」
圭「急に取り調べ設定!?山田さんも、机セッティングとかいいですから。」
優太「自白剤を使いましょう。」
圭「答えますから優太くん、その怪しいものはしまいましょう。」
山田「なんかもう面倒だから死刑でよくない?」
圭「面倒を理由に簡単に死刑にするな!」
洋「俺の質問に答えてくれよぉぉぉ(泣」
圭「答えてほしいなら全員ボケるのはやめろぉぉ!!!」