Long Way
□トリップしちったよオイ
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「だぁあーーーー!つかれたぁー!」
自分の部屋に入るとともに、ベッドに身を投げたしたのは羽織優姫。
「あぁぁぁぁ疲れた疲れた疲れたぁぁぁ!いやしー!癒しぷりーず!」
そういって取り出したのは携帯。
ちなみに待ち受けは、テニプリの画像。
優姫の大好きな漫画である。
「はぁ…かっこいいわ…こんなかっこいい人、現実にいた、ら?」
ケータイの画面を見て気づいたこと、なんと友達の星夜からメールが来ていた。
ほんの2分前に
「なんだろ?あ」
:優姫、もう帰ってる?また待ちうけでもうっとり見てたりして?
・・・まぁいい、聞いてほしい事があるんだけどさ。気づいたら連絡くれ
図星
なんだよなんだよ!星夜だって帰ってからイタイことしてるくせに!テニプリ好きなくせに!!
そうは思いながらも気になるのでメールを返信する。
数分後、携帯のメール着信音が鳴って星夜からメールが返ってきたことがわかった
内容はこんな感じだ。
:なんかさ、↓こういうメールがとどいたんだわ
――お望みの世界へご案内します。希望の世界をお書きください
http://www―――――.jp
…き、希望の世界…?
そ、そそそれって、どこにでもいけるってこと!?
うひゃーー星夜もたいそうなモン来たなぁーーー
あ、星夜なんて書いたんだろ……
優姫は下ボタンを押して、残りの部分を見た。
:んでさー、一応優姫にきいとこうとおもって。嘘かほんとかわかんないけど面白そうじゃん?
たぶん優姫もそっからアクセスしてかけばいけると思うから……
マジでか。
ヤッフーーんじゃ優姫、テニプリってかこ〜〜〜
あ、星夜にも伝えなきゃね
星夜へとその旨を伝えるメールを送り返したのち、星夜からきた件のメールに取り掛かる。
URLをぽちりと押すとメール送信フォームが表示されたので、優姫は自分の行きたい世界である「テニスの王子様」を書いて送った。
“メール送信完了”、の表示が出ると、優姫は再びダラダラ体勢に入った。
「はっきりいってこれ、嘘だったら痛いよねー………ん?」