Legend

□Profile
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この世界には5つの国で成り立っている。平和な世界で、人々は魔物とは無縁の生活を続けていた。
魔物の代わりに人々を脅かしているのは“怨霊”。怨霊は人の恨みや無念などが具現化したもの。
各国共通の大きな問題となる怨霊と対戦争用に、各国は軍部を設置する。


4つの国と国境が接している“セントリア”という国は、特定の人種が住まず、各国からの移民で成り立つ国だった。緑豊かで、活気に溢れる国である。


セントリアの北に位置する“ノーストリア”は世界一の研究技術とうたわれてきた。セントリアとは友好関係を築き、互いを協力しあっていた。


セントリアの北東にあるのは“イースタニア”。ここは医療技術が発展し、世界各国の人間が療養に来る。この国で対処しきれない病は、不治の病とされる。イースタニア王はセントリア並びにノーストリアを嫌い、一触即発の関係にあった。


セントリアの東には“ウェスタニア”という国があり、商業国家として知れ渡っていた。各国に自国で作られた商品を輸出し、財政を整えている。


“サウザニア”という国はセントリアの南に位置する砂漠の国。12年前、国王が病に伏せたと報じ、宰相が国の政を取り仕切っていた。


セントリア、ノーストリア、イースタニアの国境には“迷いの森”と呼ばれる広大な森が広がり、入った者は死ぬまで出られないと言われている。従って、国を行き来する汽車はノーストリアを北上し、一度海を出てから南下する航路を辿っている。


ノーストリアを西に行くと、“エスタミル海峡”と呼ばれる海峡がある。そこは遥か昔に繁栄していた土地が、海に沈んだと言われていた。


イースタニアの東に“アルザス山”という世界一高い山がある。山頂までたどり着くものは真の勇者とされ、何人もの人が山を登った。だが、誰ひとりとして帰らなかったらしい。


この各地を巡る戦いは、ある朝に始まった…。
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