お題一

□鈍すぎる二人
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「なあ、みのりちゃんハデス先生どう思ってんの?」
「へえぇえ!?な、なにいきなり!そ、そんなこと安田君に関係ないでしょう?」
「いいじゃん、どう思ってるかくらい聞いたって」
「あう、その、ハデス先生は問題ばっかりおこすし、その、多少我慢してほしい部分はあるけど、優しくて・・・いっ良い先生だと、思うわよ」
「ふーん?」
じゃあさあ、と安田君がちょっと意地悪気に笑う。
「みのりちゃん、ハデス先生のこと好きなの?」
「・・・!?なっなななにを言ってるの?」
「だって、みのりちゃん結構ハデス先生のこと気に入ってんだろ」
「お、同じ学校の教職員として!好意は、持っていますっ、けど、」
「みのりちゃん、顔真っ赤」
「っ!?安田君!」
「はは、そんなの、もうばればれだってば」

ちょっと呆れた顔をした安田くんが、言った。

「みのりちゃん、教えてやろーか?」


それを恋っていうんだよ



「っなに言ってるの!そ、そんな、違うにきまってるでしょう!」
ハデス先生に、恋、だなんて。
そんなの、ありえないんですからね!

「みのりちゃん、わかってねぇなあ」
必死な否定は、安田君のため息に飲まれたのだった。





* * *
ハデみの、のはずがハデス先生が出てこない。
安田とみのりちゃんのコンビ好きです。

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